段階的な導入

FlexibleEntryの導入は、無理のない計画で段階的に実施することが可能です。

まずは、紙やExcelで管理しているデータの電子化から始められてはいかがでしょうか。


Step1 データ電子化

紙やExcelファイルで管理しているデータを電子化することで、システムにログインしたすべての人が情報をリアルタイムで共有することができます。登録データの検索は、検索キーや検索結果を自由に設定可能です。Excelファイルはデータ入力だけでなく出力先としても指定可能です
【必要な作業】
・入力フォームを定義。検索キーや検索結果一覧の設定。これらを様式定義を呼びます。
・<必要であれば> お使いのExcelの各セルにFlexibleEntryの項目IDを登録

Step2 ビジネスプロセス管理

Step1の入力フォームに係る作業工程をワークフローとして定義することで、担当する仕事(タスク)のみを一覧表示することができます。担当者はそのタスクリストに従って、業務を進めることが可能です。またタスク到着の気づきとしてメール通知(オプション契約)することも可能です。
【必要な作業】
・様式定義(入力フォーム)にワークフローを定義
・ワークフローを構成するタスクに担当組織を割り付け(ディスパッチ)
・<必要であれば> メールアドレス登録とメール送信タイミングの設定

Step3 業務見える化 (BI)

Step2までは担当者業務の効率化を目的としていますが、業務全体の効率化を考えた場合、業務実施状況を把握することも重要です。FlexibleEntryのスクリプト機能を使うと、対象データの抽出および集計を容易に実施することが可能で、集計結果をExcelファイルに出力することもできます。
【必要な作業】
・集計結果を書き込む様式(入力フォーム)の定義
・集計用スクリプト定義を作成
・上記をスクリプトタスクとしてワークフローに組み込み

Step4 API提供システムとの連携

既に運用中のシステムで REST API が用意されていれば、FlexibleEntryとのデータの受け渡しが画面設定だけで実現可能です。連携先システムAPIのリクエスト情報が複雑な場合は1つ前にスクリプトタスクを挿入して必要なデータを作成して対応します。
【必要な作業】
・連携先システムのAPI定義を作成
・上記をAPIタスクとしてワークフローに組み込み

Step5 ハイパーオートメーション

生成AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などAPIが提供されている製品やサービスをつなぎ合わせて、ビジネスプロセスのさらなる自動化を実現させることが出来ます。製造業ではIoTなどのセンサー情報を取り込むことでさらに広範囲な自動化を実現することが出来るでしょう。