ノーコードだけでシステム開発はできない?
ノーコードは、プログラミング言語を使わないでシステムを作ることで、主に画面入力で開発を実現することを言います。システムの入力フォームなどはローコードが得意な領域です。ワークフローもグラフィカルな画面を用意すると直感的に定義することができます。
しかし、これで全てのシステムを開発することは困難です。実は、ノーコードは画面で表現できるものでないと、却って実現を難しくするからです。
例えば料金の計算などは、表で表現されることが多いですが、2つのパラメータまでは表形式の画面で編集することで直感的な定義が可能です。これがパラメータが3つ、4つに増えると、表形式による表現は難しくなリます。
ローコードなら全て解決?
ローコードは、システム内にJavaScriptやPythonなどのスクリプト言語でロジックを記述できる機能で、これら汎用プログラミング言語では前述の料金計算やデータ集計など、あらゆる処理を実現することができます。しかし、汎用プログラミング言語は、その自由度の大きさゆえ、システムとしての品質や保守性、セキュリティなどの点で問題になる可能性があります。
FlexibleEntryのローコード(スクリプト機能)
FlexibleEntryでは、ローコードを実現するためにスクリプト機能を用意しており、JavaScript言語を用いて自由にプログラミング可能ですが、サーバ上のサンドボックス環境で実行されるため、システム全体に影響を及ぼすことはありません。この環境は、利用ユーザさまのデータへのアクセスのみが許容され、外部との通信やサーバ上のファイルアクセスはできないセキュアな環境になっています。
0からプログラミングする必要はない
皆さんは、ソフトウェア開発するときに、0からプログラミングしていますか? ネットで例題を検索しながら、テストプログラムを作り、それを組み合わせてより大きなプログラムを作っていませんか?
FlexibleEntryにおけるローコードは、主に「画面上の値を参照し、演算し、結果を画面に書く」ことです。スクリプト機能の提供関数により、他の画面のデータを参照することも、書き込むことも可能です。これらにより、前述の料金計算や、データ集計などが実現できます。
このような処理は、スクリプトリファレンスの例題などでサンプルプログラムを紹介しており、これらを組み合わせことで、システムで必要なビジネスロジックを容易に実現することが可能となります!